ENDLESS LOVE〜この恋よ永遠に~

発信ボタンを押すと
すぐに聞こえたあなたの声に
ドキドキする。



「あ、はい。お久しぶりです、愛です。
翔兄さん?で、合ってますよね?(笑)」


「ん、そーだよ。久々だね、どこに迎えに行ったらいい?」



「本当いんですか?迎えきてもらって、」

「いいよ、気にしないで」



翔さんが喋る一つ一つが
なんだか嬉しい。

こうやって電話してること自体が嬉しい。


まさかあの時、お互いのケータイで
電話をする日が来るなんて
思ってもみなかった。


ただ、ただこの程度の会話で
喜んでいる私は
やっぱり変じゃないかな?


と思いつつも、
学校で広げてた荷物を集めて
迎えの場所を告げた。