「へぇ!!彼女って事だよね!!」


「あぁ」


「そうか…彼女か…」


うっ、やっぱり私が邪魔とか…?


「そっかぁ…。あ、私は鷹宮麗華!高校1年!よろしくね?おね〜ちゃん!」


わ、私妹に嫉妬してたの?!


は、恥ずかしい!


穴があったら入りたいよ〜



「へ?えええええええ?!!え、待ってどういう事??」


鷹宮って確か海斗の名前…


そ、それにお姉ちゃんって!


え?


え?


「麗華は俺の妹だ」


「そ、そうなの?」


「そうだよ!あたしと海にぃは兄妹!」


「ん?海にぃ?さっきは海斗って…」


「あ〜あれは姫が出来たって噂があったからつい意地悪したっていうか…あははごめんね」


え、私頭があんまりまわんないんだけど!


え?


私に意地悪するために名前を呼んだってこと?


も〜びっくりしたじゃんか!


私の嫉妬を返せ!


って私嫉妬したんだよね…


好きって…ことだよね?


「趣味悪…」


え?


今言ったのは…可憐。


「あ?」


海斗からは殺気。


けど可憐は気にしてない様子。


「思った事を言っただけだけど?何?」


可憐が私を見る目は拒絶してる…


まぁ、私は嫌われてるからしょうがないか…


「も〜可憐何言ってるの!どう見たって美人でしょう!!」


いや、美人ではないですよ?!


「で、お姉ちゃんの名前は何??」


うっ、海斗と同じ血が流れてるだけはあるなこの美形!


そっちの方が美人じゃん!


「あ、あたしは鈴宮亜美…っていいます」


「へ…?鈴宮?」


キョトンとしてる麗華ちゃん可愛すぎ…


鼻血でそう!!


「あ?そーいやお前ら名前一緒だよな」


今さら気づいたの?咲良?


やっぱり馬鹿だ…。


「あ、僕調べたけどやっぱり姉妹だよね?」


あ、よかった!普通の綾人に戻ってる!


「あ、うん多分?」


「まぁまぁそれは置いといて!可憐も自己紹介しなよ〜」


「何で?する意味ないじゃん…」


ずっと拗ねてる様に見える可憐。


だってちょっと頬膨れてるし!


「もーそんな事言わないの!ここに来てから変だよ!」


「分かったよ〜…鈴宮可憐。高1。」


「あ、僕の彼女ね♡」


「いやわ・た・しの親友だよ♡」


綾人と麗華バチバチしてるんだけど!


怖い〜!


「あたし下降りてくる…報告よろしくね麗華」


「へ?あ、うん!」


綾人が渋々手を離せば直ぐ下に降りていった可憐。


私と居るのやっぱり嫌だよね…


「で、何があったんだよ」


「え?」


「お前ら。絶対なんかあんだろ?」


「海斗…」


そんなに優しい目で見ないで…。


「あのね…話せば長くなるんだけど聞いてくれるかな?」


「あぁ。」


「これは私が7歳の時の話。」


私は過去を話すことにした。