Schicksal


とりあえずまとめちゃうね?


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< 1階 >
リビング、ダイニング、トイレ、お風呂、キッチン、咲良と暮人の部屋。


< 2階 >
仁也と綾人、それともう2人の幹部の部屋。


< 3階 >
海斗と私の部屋。あとは空き部屋2個。


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って感じ?


あ、でも、2.3階は部屋だけだから寝るときだけ居るみたい。


まぁ休日も平日も倉庫にいる時間が1番長いから1階は暇な時にいるらしい。


まぁ、まとめはこんな感じでいいか。


で、今は全員でリビングにいるんだ。


ソファに海斗、私、綾人。


ちょっと遠くの席に暮人、仁也。


咲良は床に座っちゃってる。


何か大事な話があるらしいんだけど…なんだろ?


「亜美、お前に頼みがある。」


海斗が真剣な眼差しで話し出す。


「俺らの、獅子の、姫になってくれねぇか?」


「ひ、め?」


え、姫?


姫ってあのお姫様?


え、どういうこと?


全然意味わかんないんだけど…


「ばか、海斗。そんな事いきなりいってもわからないよ?」


綾人の助け船。


そうだよ!その通り!


いきなり言われても意味わかんない!


「あー……俺説明下手だから仁也頼むわ」


丸投げ?!


ていうか私仁也さんと話した事ないからちょっと…


「はぁ…姫って言うのは守られる存在。獅子の姫だから獅子に所属している俺らはお前を守る。あと…お前海斗の彼女になったのか?まぁ、そっちの方が下っ端も納得する。」


「え、えっと。付き合ってないしそれに…なんで私が姫にならなきゃならないの?」


「は?拒否権ねぇっつっただろ」


は?


いやこっちがは?だよ!!


あれ本気の本気だったの??!


「何で…か。多分繁華街にいた時に海斗が告白紛いの事したから今後亜美ちゃんは他の族に狙われる可能性が高い。ただ姫でもない女を守るっていうのも下っ端は多分理解しない…僕ら亜美ちゃんを守りたいんだ…だめ?」


うっ……そんな潤目で見てこないで!!


負けちゃうから!!


「亜美、平凡にら行きたいんだよな?襲われるよりも守られる方がマシだと思うけど…」


そっぽを見ながらいってくる海斗。


何?!脅し??!


ていうか襲われるって……


流石にそれは…痛いの嫌いだし…


「……分かった」


皆が安堵の表情を見せる。


何でほっとするの?


「じゃあもう解散しよう?亜美ちゃんも今日は色々あって疲れただろうし…それに明日学校だよね?」


あ、ほんとだ。


今日はまだ月曜日か。


はぁ、学校なんてら憂鬱。


「先お風呂入っていいよ、その後好きなだけ寝ればいい。あ、勿論学校には間に合うように起こすから!」


「う、うん。ありがとう!」


そう言いお風呂に入ったんだけど……


また事件発生!


服がさっき着てた制服しかない!


どうしよう!


が、こんな不安も直ぐに掻き消される。


お風呂から出たらタオルケットよ下に服が置かれてあったのだ。


これ、女物だよね?


何であるんだろう。