時間は日付が変わって、深夜の一時。
夕飯を食べ終えて、年越し蕎麦をたべて……その頃には親の半分はリビングに項垂れるようにして寝ていたけれど。
年越しのカウントダウンも無事に済ませて…食器洗いも済ませた私は、自分の部屋に帰ってきた。
ベッドに寝転がりながら、匠馬が買ってきたチョコレートに手を伸ばす。
可愛らしい薄いピンクの箱を開けると‐色とりどりの包装紙に包まれた、四角いチョコレート。
その一番右上にある赤いものを一つ摘まんで…包みを開けて、口の中に入れた。
「千聡、入るよ」
全てを言い終わる前に、匠馬が部屋に入ってくる。
「宏平出掛けてったよ。どこ行ったんだ?」
「初詣じゃないの。電車は終日運転してるし。
大学生活エンジョイ中なんだよ」
最近宏平は、朝帰りの日も家に帰ってこない日も増えたらしい。
まぁそれで咎める私や両親ではないので…楽しくやってくれればいい。
夕飯を食べ終えて、年越し蕎麦をたべて……その頃には親の半分はリビングに項垂れるようにして寝ていたけれど。
年越しのカウントダウンも無事に済ませて…食器洗いも済ませた私は、自分の部屋に帰ってきた。
ベッドに寝転がりながら、匠馬が買ってきたチョコレートに手を伸ばす。
可愛らしい薄いピンクの箱を開けると‐色とりどりの包装紙に包まれた、四角いチョコレート。
その一番右上にある赤いものを一つ摘まんで…包みを開けて、口の中に入れた。
「千聡、入るよ」
全てを言い終わる前に、匠馬が部屋に入ってくる。
「宏平出掛けてったよ。どこ行ったんだ?」
「初詣じゃないの。電車は終日運転してるし。
大学生活エンジョイ中なんだよ」
最近宏平は、朝帰りの日も家に帰ってこない日も増えたらしい。
まぁそれで咎める私や両親ではないので…楽しくやってくれればいい。



