私達に未来なんか存在しなくていい。
だから私は…ずっと見たくなくて、背けていたんだ。
「それに匠馬は……何も言わずに置いてっちゃうし。知りたいって思うことは一杯あるけど、余計に置いてかれた感が強くて………」
そう言って俯く私の肩を、匠馬は優しく包み込んだ。
「千聡もさ…もっとわがまま言ってよ。
ロンドン行きが決まった時も『そうなんだ』としか言わなかったからさ…そんなに興味ないのかって思っちゃったんだ。
千聡は自分を大切にしてくれる人なら、誰でもいいんじゃないのかって」
私は首を横に振って「そうじゃないんだよ……」と呟く。
「捨てられる未来が、すぐそこにある気がしていて…直視したくなかった。
匠馬との距離を感じる程、それが近付いてきてる気がしてたんだ……」
もう帰ってこないんじゃないか。距離を感じるほど、そんな思いか大きくなっていく。
だからなるべく考えないように…考えないようにしていたんだ。
ちらっと匠馬を見ると‐優しい微笑みで、頭を撫でる。
そして私の手を握って、こう言った。
「これからは、未来の話をいっぱいしよう」と。
「これからは、同じ方向を見て歩いていこう」
そう約束をした。
だから私は…ずっと見たくなくて、背けていたんだ。
「それに匠馬は……何も言わずに置いてっちゃうし。知りたいって思うことは一杯あるけど、余計に置いてかれた感が強くて………」
そう言って俯く私の肩を、匠馬は優しく包み込んだ。
「千聡もさ…もっとわがまま言ってよ。
ロンドン行きが決まった時も『そうなんだ』としか言わなかったからさ…そんなに興味ないのかって思っちゃったんだ。
千聡は自分を大切にしてくれる人なら、誰でもいいんじゃないのかって」
私は首を横に振って「そうじゃないんだよ……」と呟く。
「捨てられる未来が、すぐそこにある気がしていて…直視したくなかった。
匠馬との距離を感じる程、それが近付いてきてる気がしてたんだ……」
もう帰ってこないんじゃないか。距離を感じるほど、そんな思いか大きくなっていく。
だからなるべく考えないように…考えないようにしていたんだ。
ちらっと匠馬を見ると‐優しい微笑みで、頭を撫でる。
そして私の手を握って、こう言った。
「これからは、未来の話をいっぱいしよう」と。
「これからは、同じ方向を見て歩いていこう」
そう約束をした。



