物販にアンケートを持って行った時に話しかけられて…そこから『メルマガを送るから』とアドレスを教えて……気付けばメル友みたいな感じになっていた。
何気ない日常会話の中に盛り込まれる、大人で甘い言葉…そんなものにコロッと行ってしまったのだ。
そして気が付けば、友達に隠れて二人で出かけていた。二人でカラオケに行き、彼の歌声に酔いしれて、たった三百円のお茶代を奢ってくれるだけでも、大人の男性の頼もしさを感じていた。
でも向こうからすると……ただ私は『女子高生ブランド』が付いた、チヤホヤしてくれる存在に過ぎなかった。何をしても喜んでくれる、ただの自尊心を満たすための存在で……『あわよくば』という下心にまみれての、打算的な付き合いだった。
それを知ったのは‐偶然、本当に偶然。駅のホームでの出来事だった。
友達と大きな駅で遊んだ帰り、一人でベンチに座って電車を待っていると‐ちょうど近くに彼がいることに気付いた。
何気ない日常会話の中に盛り込まれる、大人で甘い言葉…そんなものにコロッと行ってしまったのだ。
そして気が付けば、友達に隠れて二人で出かけていた。二人でカラオケに行き、彼の歌声に酔いしれて、たった三百円のお茶代を奢ってくれるだけでも、大人の男性の頼もしさを感じていた。
でも向こうからすると……ただ私は『女子高生ブランド』が付いた、チヤホヤしてくれる存在に過ぎなかった。何をしても喜んでくれる、ただの自尊心を満たすための存在で……『あわよくば』という下心にまみれての、打算的な付き合いだった。
それを知ったのは‐偶然、本当に偶然。駅のホームでの出来事だった。
友達と大きな駅で遊んだ帰り、一人でベンチに座って電車を待っていると‐ちょうど近くに彼がいることに気付いた。



