意外な言葉が私の耳に届いて
嬉しくなった。


…颯人と並んで
お似合いって言ってもらえるなんて
嬉しすぎる。


ちょっとだけ自信ついたかも。


だけど、もちろん恥ずかしい
という気持ちは消えていなくて
私達は観覧車へと向かった。


観覧車乗り場は
案外空いていて
すぐに乗る事が出来た。


「あぁ~~~…。
恥ずかしかった…。」


人前でキスするのはこれが二回目。
ってかそもそも
3回しかまだしてないのに
そのうち2回が人前って
やばくないですかねこれ。


「はぁ…。」


思わずため息が漏れた。


「なに、どうしたの。」


「ううん、なんでもないよ?」


この悩みを話したところで
もうどうしようもないしね。