一途彼女×S系彼氏

遊園地に着くと
莉子は目を輝かせていた。


「ねぇ!颯人あれ乗ろうよ!!」


莉子が指差したのは
この遊園地で一番の絶叫マシーン。
最初からハードな。
ってか、意外。


「莉子絶叫得意なの?」


「うん!すっごく好き!!」


人は見かけによらないって事か。
莉子ならメリーゴーランドで
回ってる方が想像つくけど。


「颯人?」


1人でそんな事を考えていると
莉子が心配そうな顔をして
俺を下から見上げた。


「あぁ、ごめん、なに?」


「もしかして絶叫苦手だった?」


あ、なんだ、そう言う事。


「全然。ちょっと莉子の事
考えてただけ。」


俺の言葉に
顔を赤く染めていた。


ほんと、可愛い。