一途彼女×S系彼氏

行く途中、
たくさんの歓声?に
包まれながらもたどり着いた。


そして教室内を見回すと
4人並んで座れる場所が
ない事に気付き、
美桜と顔を見合わせた。


「…ないね。どうする?」


「う~ん。」


どうしようかなと
考えていると
ちょうどそこへ声が聞こえた。


「あ、俺ら退くから、
こ、ここ座りなよ!」


見ればそこには
男の子二人組。
そう言ってくれたんなら
ここはその好意に甘えて


「え!いいの!?ありがとう!!」


素直にお礼をした。


「ラッキーだったね。」
「私達にもまだファンがいたみたい。」


席に着こうとして
美桜とそんな話をしていると
背中にゾッとする
冷たい空気を感じた。


………まずい忘れてた。