一途彼女×S系彼氏

俺が次の客の所へ行こうとすると
斗真に引き留められた。


「おい、颯人。
美桜たちいないからそろそろ来るぞ。」


斗真のその言葉を聞いて
また自然と顔が緩んでしまった。


だけど、それは斗真も同じだった。


こいつもSっ気あるしな。



楽しみ。
そう思っていると
案外早く莉子と美桜ちゃんは
俺たちの教室へとやってきた。


2人の存在を確認した俺たちは
目で合図をして
更に接客に力を入れた。


「髪綺麗…。
俺、髪綺麗な子って
本当に素敵だと思う。」


そう言いながら
髪を少しとって指に巻きつけたり、
頬を赤らめていれば


「顔真っ赤…。
照れてるの?可愛い。」


そう言って顔の距離を縮めた。