「莉子ちゃん。
さっき言ったこと覚えている?」


不敵な笑み


「…っ、ナンノコトデショウカ?」


そりゃ、カタコトにもなっちゃう。
きっと放課後の事を
言ってるんだろうけど、
ノコノコ待っていたら
どうなるか分からない…!


「放課後、待っててねって話だよ?
本当に忘れた?」


ニッコリと笑う颯人は
逆に怖い。


「あ、あぁ!それね!
きょ、今日はバイトが…。」


「昨日、今日は休みって
言ってなかったけ?」


うっ…。
そうだ昨日そんな話を
したようなしてないような…。


「もし、俺が教室に行っても
莉子がいなかったときは…
覚悟しててね?」


フッと笑いを零した颯人は
そのまま私の前から去って行った。