一途彼女×S系彼氏

「暑いし、教室戻る?」


ここは日陰だけど、
夏の日差しは手強い。


颯人を気遣って言ったつもりが
スイッチを入れてしまったみたい。


「へぇ~?
莉子ちゃんは俺と
2人でいたくないんだ?」


本当にスイッチの入るラインが
全然分からない。


「そ、そんな事ないよ?
居たいけど、
暑いし涼しい所のが
いいかな~って…。」


ね?と聞いても反応無し。


ただ無言で私との距離を詰めた。


あと数センチで
唇が触れる。
その近さで颯人が
口を開いた。


「暑いなら涼しくなる方法
教えてあげよっか?」


妖艶な声でそう囁き
気付いたときには
颯人の手が私の制服のリボンを
解いていた。