「……まぁーた、無視されたんだ?」
「……無視はされてない!かろうじて!」
先生が来るまでの間、机にうなだれションボリモードな私。
それを励ます優しい優しい友達の、百合香(ユリカ)。
そう。私のションボリモードの理由は………
「陸くんね~~~……。まぁ、みんなにあぁ冷たいし?つかクール?つか硬派?つかイケメン?」
「そおだけどさぁぁぁ~~~……」
あああ、泣きそう。
何でこうなっちゃってんだろ。
何か知らないけど……。
3日ぐらい前から……
りぃーく…陸は、いきなり冷たくなっちゃったんだ。
「ミイ幼なじみじゃん!仲良いじゃん!陸くんがミイ以外の女の子と話したの見たことないよ」
「そおだけどさぁ~~…」
「……オイ。」
そう。
陸とは10年来の幼なじみなのだ!
小学校から中学校、そして高校と……。
家も隣だし、昔から兄弟みたいに仲良かった私たち。
な、なのに‥……。