私はなにも言葉が返せなくて目をそらした。 「困らせたい訳じゃない。」 大悟はぽんぽんと私の頭を撫でて救急箱を片付けるのに席を立った。 心配も迷惑もかけたい。 そばにいてほしい。 大好き、大好き、大好き。 そんなこと言えるはずない。