別れても好きなひと

その姿がなんだか今日は目に染みて、じわっと涙が滲んでしまう。

「入るぞ」

大悟はそんな私を知ってか知らずか頭をポンポンと撫でて玄関を入った。

それから大悟は私をベッドに寝かせなにやらガタガタとキッチンで音をたて始めた。その音が心地よくていつの間にか眠っていた私が目を覚ますと、気づかないうちにメイクは落とされあたたかいお粥と水と薬が用意されていた。

「食べられるか?」
「うん」

そのままベッドでお粥を食べ始めると大悟はじっと私を見た。

「見られるとたべにくい…」
「ふはっ!そんな性格じゃないだろ」

照れる私に大悟は笑いながら寝室をでた。