「寝てればいいのに」
「何でそういうこと言うの?」
「いや、体辛そうだし、今は体力使わないほうが…」
「動いた方がいいって先生にも言われたもん。」
「…日中はちゃんと休めよ?」
そんなやりとりをしながら私は洗い物をして大悟は着替えている。

こんな何気ない朝の雰囲気も私には幸せ。

大悟が脱いだパジャマを洗濯機に運ぶと大悟が歯を磨きに洗面所へ来た。

歯ブラシに歯みがき粉をつけて渡すと大悟がなにやら疑いの目を向けてくる。

「なんだ?具合悪いのか?俺なんかした?」