結婚するってお互いの家族や抱えているものもすべて一緒に背負うことなのかもしれない。

大悟は当たり前のように私の背負うものを一緒に背負ってくれる。

「私の実家なんだけど…。」

私がずっと避けていた…逃げていたことがある。


「うん。」
「売りに出そうと思うの。」

私の実家は今は誰もすんでいない。
時々掃除にいく程度でどうにかしなくてはと思っていた。