12月。

大悟と再会してからもうすぐ1年になろうとしていた。

私たちは一緒に暮らす準備を着々と進めていた。

といっても私が大悟の部屋に引っ越し、もとからあった大悟の家の家具を二人用に買い換えるくらいで済ませようと思っていた。

今はほとんど大悟は私の部屋に泊まっていて、引っ越すまでは私の負担を考えてそうしてくれていた。

そんなある日。
私の職場に背が高くてとてもきれいな女性が来た。