私はその日なにもする気になれず布団に横になった。

大悟が少しでも食べるようにと作ってくれた食事も喉を通らず、眠ることもできなかった。

大悟はただただ私のそばにいてくれた。

励ましの言葉も慰めの言葉も今は要らない。

大悟の温もりさえあれば私は満たされた。



朝方になりぐっすりと眠る大悟を起こさないように私はキッチンで朝食を作った。

迷惑をかけている大悟にせめてものできることをしたかった。