「私たちは幼馴染みで、常にそばにいるのが当たり前だったの。高校生になって自然と付き合って、考えも趣味も似てるから、私はふたりでひとつみたいに思ってた。」
渚も私をまっすぐに見てる。
「専門学校を卒業して当たり前のように入籍して、同じ美容室で働いて、毎日ずっと一緒にいても私たちはほとんど喧嘩もしなかった。」
「仲良しなんですね。昔から。」
「でも、なかなか授かれなかった赤ちゃんを私の不注意でダメにしちゃったの。そこから私たちの気持ちがばらばらになった。」
「……」
「悲しかった。だって大好きな人との赤ちゃんだよ?ずっとずっと欲しくてやっと授かった赤ちゃんだよ?その命を自分で無くしたんだよ?悲しくて苦しくて悔しくて痛くて…。私はちゃんと立ち直れなかった。」
渚も私をまっすぐに見てる。
「専門学校を卒業して当たり前のように入籍して、同じ美容室で働いて、毎日ずっと一緒にいても私たちはほとんど喧嘩もしなかった。」
「仲良しなんですね。昔から。」
「でも、なかなか授かれなかった赤ちゃんを私の不注意でダメにしちゃったの。そこから私たちの気持ちがばらばらになった。」
「……」
「悲しかった。だって大好きな人との赤ちゃんだよ?ずっとずっと欲しくてやっと授かった赤ちゃんだよ?その命を自分で無くしたんだよ?悲しくて苦しくて悔しくて痛くて…。私はちゃんと立ち直れなかった。」



