今日の日誌の時みたいに。
「俺は見てる。つーか、お前だけしか見えてねえ」
真っ直ぐにわたしを見つめて、言葉を発する廉。
その瞳は思わず吸い込まれてしまいそうなほど力強く、だけど、少しだけ恥ずかしそうにしているのもわかる。
嘘のない瞳に再び鼓動がトクンと高鳴る。
なんでこの人はこんなにも真っ直ぐなんだろう。
「またそんなこと言って」
「まあ言葉だけならなんとでも言えるからな。これからは行動でも示すわ」
そう言って、ソファに深く腰を下ろした。
行動で示すってどういうことなんだろう。
廉って何考えてるのかわかんない。
いつもはこんな感じなのに、たまに少し影のある瞳をする。
きっと、彼にも色々とあるのだろう。
「聖那」
「ん?」
そう振り向いたとき、頬に柔らかい何かが当たった。
それが廉の唇だということに気づくのに時間はかからなかった。



