それなのにどうしてわたしにはそんなに優しくしてくれるの?


「んなの、お前のことが好きだからに決まってんだろ」

「っ、」


そんなにどストレートに言わないでよ。

嘘でもドキドキしちゃうじゃん。

でも、廉の瞳は真剣で嘘をついているようになんて見えない。


「ふっ……赤くなってる。照れてんの?」

「て、照れてないし!!自惚れないでよ!」

「はいはい」


そう言って、わたしの言葉を流しながら頭を優しく撫でてくる。

わたし……廉に頭を撫でられるの好き。

……って、違う違う!

好きじゃない、好きじゃない。

わたしの隣に腰を下ろした廉。
だけど、何かをする様子もない。


「ねえ……廉」

「ん?」

「暴走族って怖くないの?」