「ふはっ、嘘だっつーの」
そんなわたしをみて、肩を揺らしてクスクスと笑う廉。
「もう!」
「怒んなって。お前の反応がかわいいからついつい意地悪したくなるんだよ」
「なにそれ。嘘臭いなあ」
「マジだって」
かわいいって言われると誰だって浮かれちゃうんだからね。
どうせ、いろんな女の子に言ってるんだろうけど。
「ていうか、なんでここにわたしを連れてきたの?」
ずっと気になっていた。
どうして他人同然のわたしをこんなところに連れてきたのか。
「別に意味はねえよ。お前に会いたかっただけだし」
「またそんなこと言ってー」
「それに、俺の大事な仲間と一緒なら何があっても安心じゃん?」
一緒じゃなくても安全だと思うけど。
いや、暴走族というものは危ないものなのかな。
詳しいことは何もわからないけど。
「全然わかんない」
「まあ、とにかくいつでもここに来ていい。なんかあったら、俺を頼れ」
「なんで……?知り合ったばっかりなのに」
さっきだって三島さんが廉は人に心を開くのが遅いって言ってたじゃん。



