「お好きにどうぞ」
「ふっ……すげー強気じゃん」
「別に」
どうせ、みんないなくなる。
だったら最初から大切な人なんて作らなきゃいい。
「いつか好きって言わせんのが楽しみだな」
「言わないもんね」
「それはどーだろな」
廉はわたしがどうしてあんな時間にうろついていたのか、家に明かりが灯っていなかったことを聞いてこないんだろう。
「れーん!もう帰ってきてたのかよ……ってその子誰!?」
ガチャ、と扉が開き中に入ってきたのは淡い青色の髪色をした男の子だった。
こっちが誰って感じなんだけど!?
ていうか、いきなり入ってこないでよ!!
「あー、俺の女」
「違うし!!」
なにちゃっかり、自分のモノみたいに言ってるの?
ついさっきお断りしたばっかりじゃない。
「俺の女っていうのは違うくて、俺の女にしたいひと」
「んー、まあどうでもいいけど」
そう言いながらもわたしのことを興味津々な瞳で見つめる男の人。



