「んで、こんなところに連れてきてなにするの?」
何も言わずに着いてきたわたしもわたしだけどね。
すると、廉が急に振り返り、わたしの腰をぎゅっと抱いてドアへとゆっくりと詰め寄ってきた。
「……なにされたい?」
そして、わたしの背中がドアにぴったりとくっついたとき、耳元にずいっと綺麗な顔を寄せてそっと囁いた。
「っ、」
一気に体温が上昇していくのがわかる。
吐息のかかった耳がジンジンと熱を帯びている。
な、な、なにこれ……!?
どういう展開なの!?
「ふっ……顔真っ赤じゃん」
わたしのほうをみて、クスリと笑った廉。
誰のせいでこんなことになってると思ってんのよ!
……ていうか、
「は、離れて!」
このまま近くにいると心臓が爆発しちゃいそう。



