「んなに驚くもんでもないだろ」
「いや驚くでしょ」
「俺らは悪いことはやってねえよ」
いや、別にそこは疑ってないよ。
廉はちゃんと学校にも行ってるし、意外と真面目そうだし……。
「嫌だった?」
「ううん。ていうか初めて会った時に傷だらけだったから普通の学生じゃないんだろうなとは思ってたし」
「ははっ、それもそうだな」
だって、道端に傷だらけの少年がいたんだもん。
そりゃあ、誰だって驚くし普通の生活をしててあんなに傷だらけになんてならないもん。
それでも、廉にわたしの心が惹かれてしまったんだよ。
それから倉庫の二階に上がると、部屋がありそこに連れてこられた。
部屋の中はモノトーンで革製の黒いソファにガラステーブルが置いてある。
シンプルなのにオシャレだ。



