お昼寝が好きな眠り姫




まるで、この世が終わったかのように、


チャイムがなった。



  (……えっ。  神様ー!意地悪過ぎるよぉー。)



遅刻したことにショックを受けた、朋愛は…



この世の時間が止まったかのように、



固まってしまっている。



   (あっ!そうだ!こっそり教室に入って、
    ずっといましたよ感だそー!
    よし、作戦実行だー!)



そぉーとー、教室の扉を少しだけ開けた。



すると、、、、



開けた扉の向こうには…


呆れた顔の担任の松ちゃんこと、



松岡先生と、私の姿を見て、


必死に笑いを堪えているクラスメートがいる。



えぇ!?!?バレたということは…


まさかの…ち、遅刻!!???




「まっ、松ちゃん!!
私は、ずっと前から、学校に来ていました…!!
さっ、さっきは…トイレ行ってました!!」



「松沢ー!言い訳はいらんぞぉー!遅刻は遅刻だぁー!
そんな、間抜けな顔しないで早く席につきなさい。」



クラスメートは、先生の言葉に、


ブハッと吹き出した。



  (……ひどぉ。)



確かにさっきは…



ショック過ぎて変な顔してたかもだけど…




私は…しょんぼりとして、席についた。



しかし…回りの人は…みんなまだ、



笑いを堪えているみたい。



先生が、変なことゆうからぁー!

どうにかしてよぉー!



と、目で先生にビームを送る。



すると、先生が、ゴホン!と、


咳ばらいをして、



ホームルームを始めてくれた。



まだ、笑いを堪えている人は…いるみたいだけど…



いつものことだから、無視だ、無視!!!