私の幸せ

あーあ。あともう少しで冬休みも終わりかぁ。
翔太とも海里とも会ってないや。
海里は家族旅行だし。
翔太からは相変わらず連絡ないし なんなの。


「沙那ぁ?最近元気ないけどどうかした??」

「お母さん。翔太なんかあったか知ってる?」

「あぁ。翔太くんね。沙那には言わないでって言われてたけど言うわよ?翔太くんのおかぁさんが死んでしまったの。病気だったらしいのよ。家族だけでお葬式だったからおかぁさんは、お葬式に出れなかったけど。それで大阪に叔父と叔母がいるから大阪に行って大阪でお葬式をあげるそうよ。」

「ッッそんな。私翔太の気持ちも知らないで翔太に嫌なこと言っちゃった。でもなんで私に言ってくれなかったのかな?私そんなに頼りないのかな?」

「沙那。多分翔太くんは沙那の気づ付いた顔見たくなかったのよ。沙那のこと大切に思ってるから迷惑にかけたくないって思ったのよ。」

「おかぁ、さん。」

「冬休み終わったら翔太くんとちゃんと話なさい」