そこには70代くらいの品の良さそうなお婆さんがいた。 すると私の横にいたスーツの男が当然のように「連れて参りました。奥様」と言う。 は?もう意味がわからない。 「ご苦労様、」 そう言って奥様と呼ばれていたお婆さんは 階段を降りて私の目の前まで来た。 「?あの、どういうことですか?私、早く帰らないといけないんです。母も今頃心配してると思います。」 私がそういうと、