ていうか!綾斗さんお世話係私以外いないって言ってなかったっけ!?

この人たちはなんなの!?

後できっちり教えて貰わなきゃ…

かれこれ30分ほど走ったあと、ついたのは…

「綾斗様の仕事現場でございます」

「仕事現場ー!?」

「はい。今は雑誌の撮影中です。」

そんなところに私が行っちゃっていいの!?

「では、私はここまでですので」

「え!?私ひとりで行けと!?」

「私は音咲様をお送りすることを仰せつかりましたので」

「うそ〜ん…」

よ、よーし…乗り込んでやろうじゃねぇか…

えっと…撮影会は…4階の…

どうやらここみたいね…深呼吸して…

バンッ!

「よ、よろしくお願いしま…」

「あなたが綾斗君のお世話係さんね??」

デザイナーさんやらスタイリストさんやらがワラワラと集まってくる。