「あんた違う意味でまた人気者になったね」

「毎日飽きないのかね…私も渡したいわ…」

そう…皆が持ってくる差し入れはどこに行くかというと…

私の家族行きになる。

綾斗さんはあまり甘い物が好きじゃないらしく

「いらね。お前が食べろ。」

「えっ!?」

となったことがあるからだ。

そのため皆には言えないし、ましてや私も渡せない…

直接拒否られたら精神的にボロボロになるっ!

「もちろん事実を知ってる私も渡さないけどね」

「それが正解だよゆいな」

はぁ…今日も長い1日が終わった〜

あ、違う…終わってないや…

掃除に洗濯に…

あ!買い出し行ってない!

まってメモメモ…

キキーーーッ

そんなことを考えてると突然目の前に黒いリムジンが停まった。