それなのに俺は勝手にサッカーをやめて

俺は何をやってるんだろ



斗真「ッ!!!真麻、俺…」

真麻「目、覚めた?」

斗真「あぁ。俺は真麻の言う通り過去を思い出さないように逃げてただけだったんだな…」


真麻「それに気づければ十分だよ。


斗真、皆待ってるよ。

斗真は十分苦しんだ


だからさ、もう前に進んでもいいんだよ?」

真麻は俺に優しく微笑んだ



それを聞いた途端俺はグランドに向けて走り出した


そうだよ。俺全国に連れていく約束も守ってられなかったじゃないか…


このチームで全国に行ったら莉奈はなんて言うかな…



きっと優しい莉奈のことだから

『おめでとう!』

って俺の好きな笑顔で言ってくれるよな…