あの日の約束

そんな日が続いたある日…


学校中なのに莉奈から1本の留守電が届いていた

俺はその着信を見て胸がざわつき出した

何故か今見ないといけないと思ったんだ


留守電を聞いた途端、俺は学校なのにも関わらず莉奈の元へ走り出した。

莉奈は留守電でこう語った…



『斗真君へ、

斗真君いつも私の傍にいてくれてありがとう。嬉しかった。

斗真君は私の心の支えでした

でもね私の為に毎日傍にいてくれなくてもいいんだよ?

私気づいちゃったんだ。

斗真君部活に最近出てないの私のせいなんだって。

ごめん…本当にごめんなさい

私がこの世にいるから斗真君を傷つけるんだよね…

私が存在してなかったら今頃こんなことにはなってないよね

本当にごめんね…

どうして私は好きな人を苦しめることしか出来ないんだろ…


もうこんな自分は嫌だよ



斗真君…大好きでした』




俺は急いで莉奈の元へ向かった。

早く、早く、早く!!!

こんなにも足が早くなれと願ったことは無かった




どうしてだろう。どうして莉奈の家に赤いサイレンが見えるのだろう。


どうして…どうして…