あの日の約束

部屋の隅に全身に引っ掻いた跡があるやせ細った莉奈がいた

斗真「……莉奈!!

おい、何があったんだよ!!!」


莉奈「ごめん…ごめん…ごめなさい…」

莉奈は謝ってばかりだった

このまま感情的になれば話が聞けない


俺は1度落ち着いた


斗真「…莉奈、何があったか話してくれないか??」


莉奈「言ったら斗真君に嫌われる…」

か細く莉奈は呟いた

斗真「大丈夫…絶対に嫌いになるわけない…

約束するよ。だから教えてくれないか?」

莉奈はまた黙った…

斗真「莉奈?」

俺がもう一度優しく呼びかけると莉奈は涙をポロポロと流しながらこう言ったんだ…

莉奈「……たの」

斗真「え?」

莉奈「……犯されたの。」



俺は言葉が出なかった

莉奈「私は汚いの…」

するともう一度莉奈は呟いた



俺は莉奈が言った事を理解した途端怒りが全身を巡った