後半、俺にチャンスが回ってきた

いい角度でこれならいける!そう思い俺はシュートを放ったがキーパーに止められてしまった


その後これといったチャンスはなく俺たちは点を中々決められないでいた

皆とても苛立っている。


チームワークが崩れかけたそのわずか一瞬で
相手のシュートが入った…

結局そのまま試合は終わり俺たちは1-0で負けた…

先輩達はみんな泣いている…



俺はただただショックで現実を受け止めきれずその場で泣くことすら出来なかった



あの後どうやって家に帰ったかは分からない…

ただ莉奈に会いたい

その気持ちのみが俺の心を埋めつくしていた



莉奈は俺の顔を見るなり

優しい笑顔で

「おかえり。よく頑張ったね」

と優しく頭を抱いた

莉奈の温度、優しい匂い…


全てを受け止めた時俺は涙が止まらなかった。