それに傷つかない訳もなく…いつも朝からどこかトゲを抱えていた…


真麻「フー…それよりさ、クラス替えまた同じかな?」

玲於「同じだろ。なんせ俺らは小学校から離れたことないもんな笑」

真麻「腐れ縁にも程があるよね…笑」

玲於「まぁ俺は嬉しいけどな」

真麻「なんで?」

玲於「さぁね」

真麻「玲於なんか今日おかしいよ笑」

玲於「俺じゃなくてお前が鈍感すぎるんだろ…はぁ…」

真麻「私が鈍感!?どこが!?その溜息は何よ!?」


玲於「そういうとこ…笑笑

ほら、早く行くぞ笑」


玲於はいつもどんた時でも手を差し伸べてくれる

その手に笑顔に私はいつも救われる

この笑顔を見たら私のちっぽけな胸の棘なんて浄化されていく


玲於は優しいし私の自慢の幼なじみなの!!!



ザワザワ

玄関の前にクラス替えの表があるから玄関は人で賑わっていた

真麻「ねぇ、まさかあんな大群の中入るの?」

玲於「真麻はチビだもんな」

真麻「私はチビじゃない!玲於が大きすぎなんだよ!!」

玲於「はいはい。」

真麻「絶対に納得してないでしょ!!」

玲於「そんな怒るとシワが増えるぞ笑

まぁ俺が行ってくるからここで待っとけよ」

真麻「……ありがとう」

玲於「はいはい…」

玲於はぐんぐんと大群の中に足を進めて行った。