いや、そもそも誰もしんどいなんて一言も言ってないだろ。

それなのになんでお前らがそんなに慌ててるんだよ…

なんでそんな人が良すぎるんだよ…

なんで俺と関わろうとしてくれるんだよ…

人殺しの俺なんかと……

俺にそんな優しくしてもらう権利なんてないんだ……


暗闇に落ちそうになっていると


真麻・玲於「大丈夫(か)?」


ふと眩しい光が2つ射し込んだ

顔をあげその光の元を辿るとそこには本当にに心から俺を心配している間抜けな顔が2つあった


こんな間抜けな顔なのに俺は何故か心が少し晴れた気がしたんだ

その温かさに涙がこぼれそうだった


斗真「…大丈夫だよ。玲於・真麻」


もう無理だった

この2人と関わらないなんて

このバカ2人を無視するなんて

ここは居心地がいいんだって

気づいてしまった

認めてしまった

俺はお前らと一緒にいたいって心のどっかで思ってたんだ





この勝負俺の負けだな…

斗真side end