そして浮かんだ1つの疑問


真麻「ねぇ、玲於。玲於がサッカー嫌いになるとしたらどんな時?」

玲於「そうだな…それは人によると思うけど。

サッカーが原因で過去に何かがあったなら誰だってサッカーにトラウマを抱くんじゃないか?ほら、俺にだって昔そんな時期あったろ?」


トラウマ…


真麻「そっか。そうだよね。

じゃあさ玲於はさ、黒川君が本当に心からあんなこと思ってると玲於は思う?」


玲於「それは今の俺達には分からない。けど…お前はどうしたい?


あいつに言われっぱなしでいいのか?」


玲於は私の目を見て言ってきた



私が今から言うことをどうせ玲於は分かってるんでしょ?

それなのに試すようなことを言うんだから本当に玲於はタチが悪い


真麻「ううん。私が負けず嫌いなの玲於が1番知ってるでしょ?


でもそれで突っ走るのはいけないってわかったから…まずはこれから黒川くんの事を知っていこうと思う。


それで…絶対に黒川君をサッカー部に入れさせてさっきの言葉を取り消してやるんだから!」


玲於「フッそれでこそ真麻だな!

俺も協力するよ!」


真麻「よし!!進む道は決まったし、黒川くん覚悟しててよ!!」




その日から私達と黒川君の闘いは始まった。

毎日、毎日、黒川君を話かけ続け勧誘をしてみた