玲於side

真麻が亡くなった日…俺の世界から色が無くなった

大切な人がなくなるのは本当に辛くて心が張り裂けそうだった

今まで1番近くにいたやつが急にいなくなるなんて想像出来なかった


そんな時俺は真麻の親父さんに呼び出された


「すまないね。君だって色々辛い時期なのに」

そう言う真麻の親父さんも酷くやせ細っていた

無理もない、親父さんはかけがえのない家族をまた失ったのだから

玲於「いえ、おじさんこそ大丈夫ですか?」

「心配してくれてありがとね。今はまだしんどいけど…真麻が俺には笑顔でいて欲しいって…真希と同じことを言うもんだからさ、俺はどんなに辛くても笑顔でいようと決めたんだよ^^*」

玲於「手紙?」



「遺品を整理してると真麻からの手紙を見つけてね」

玲於「そうなんですか。」

「その手紙、玲於君宛にもあったんだ。今日はそれを渡そうと思って」

玲於「俺宛にですか?」


「あぁ、真麻の最後の気持ちを受け取ってくれないかい??」

俺は深呼吸を1つしてゆっくりと手紙の封を切った





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
拝見、影山 玲於様

あなたがこれを読んでいるという事はきっと私は死んでいるのですね。


玲於とは小さい頃からずっっっと一緒だったから今そばにいないことを考えるととても不思議に感じます。



ねぇ、玲於……あなたは私をいつも助けてくれました。


私がしんどくて苦しくて自分の進むべき道を悩んでいたらあなたは必ず優しい笑顔で私の手を引っ張ってくれた。導いてくれた。




周りの人みんなが私の事を玲於と仲良くなる道具としてみたいなかった

それが辛くて苦しくて泣きたくて…

いつもどこかで涙を我慢してた



けど…玲於だけは私を1人の人間としてまっすぐに向き合ってくれた


それが本当に嬉しかった。



本当にありがとう。