斗真「///」

真麻「だからね、斗真には絶対にサッカーを続けて欲しいの。」

斗真「うん」

真麻「そして絶対に幸せになって欲しいの」

斗真「…うん」

真麻「だから私が死んだら…」

『忘れてね』

そう言うつもりだった

でも斗真が私の口を唇で塞ぎ言うことが出来なかった

斗真「大丈夫…必ず約束は守るから。

今そんなことを言わないでくれよ…

お前は大丈夫だから。半年なんて絶対にすぎるから」

真麻「……そうだね」


でもごめんね、斗真きっと私にはもう無理なんだ

動かない体…力があまり入らない手足

きっと私のタイムリミットはすぐそこまで来てる


だったら今できる精一杯を私はしよう

私はその日の夜、力を振り絞って斗真と玲於とお父さん宛に手紙を書いた。

書いていると嫌でも思い出す楽しかった思い出

斗真と初めて出会った日
斗真に初めて名前を呼んで貰った日
斗真がサッカー部に入部した日
斗真が私に『好き』だと伝えてくれた日

できることならあの時に戻りたい…

できることならあなたの傍にずっといたい