あの日の約束

自分を犠牲にするな?

ううん、犠牲にすることしか今の私にはできることがないの…

他にどうすれば斗真が幸せになれるのよ…



斗真「俺はお前が笑ってくれたらそれだけで幸せだよ」



斗真は私を見越したようにそういった

斗真「俺はお前が笑顔でいたらそれだけで幸せ。

俺はお前と離れる方が幸せじゃなくなる…」


じゃあ私はどうしたらいいの…


斗真「前にも聞いたよな。お前はどう生きたいんだって

どうこれから生きたいんだ??

俺の事なんか考えんな。」


私は…私は……

そんなの答えはとっくに出ていた

けどやっぱりそれを言うことは出来なくて

私は顔を下に向けた

すると斗真が私の頭に優しく手を置いた

斗真「大丈夫。お前は自分が幸せになることを考えてもいいんだよ。」

真麻「…え?」

斗真「真麻は優しいから他の人の幸せばかりを願うけどさ、今日くらい自分のことに欲張りになってもいいんだよ?

誰も欲張りになったからってお前を責めないからさ^^*」


私はそれを聞いて自分の胸のつっかえが取れた様な気がした