玲於は空を見上げ小さく

『ごめん、真麻約束破るわ』

と呟いた

そのまま俺をゆっくりと見て大きく深呼吸をした


玲於「俺が今から言うことを冷静に受け止めろよ…












真麻はな、あと少しで死ぬんだよ…」

斗真「は?」


真麻が死ぬ?なんで?


いやいや、嘘つけ、あんなに元気だったじゃないか…

さっきまで元気だったじゃないか。



元気?


いや、本当に元気だったか?

最近の真麻を思い出せ…


玲於「最近真麻の調子がおかしかったのお前も少しは気づいてただろ?

真麻は脳腫瘍だったんだ。
真麻は9月に余命半年と告げられた。」


9月……そんなに前から真麻は…

玲於「延命措置をしたら多少長く生きられる

けど真麻はそれを断ったんだよ」

斗真「なんで…」