斗真side
俺は今日から親の都合で西高に転校してきた。

西高はサッカーが強くて有名だからなんとなくどんなとこかは知っていた。

先生に呼ばれクラスに入るとそこには俺の知った顔があった

あいつは確か…影山 玲於だ

あいつ、サッカーがめっちゃ上手くて西高の中でも目立っていた。

以前の俺なら影山と試合するのは楽しみにしていただろう。


まぁ今は関係ないけどな…


ふと視線を感じてそちらに目を向けると影山の前の席のやつが俺をガン見していた

あいつも知ってる…確か…

西高の美人マネだよな…

北高のやつがよく騒いでたっけ

確かにそこら辺の奴らと比べると顔は整っていると思う。

まぁ俺は全く興味ないけど


俺は西高の奴らとあまり関わる気がなかった

先生が居なくなると一気に人が集まってきた。

はいはい。どうせお前らも俺の顔がかっこいいからとかなんだろ…

めんどくさ…

適当にそいつらの相手をしてると前の2人の会話が聞こえてきた。

はぁ?俺がサッカー部に入部?

考えただけであの日の事を思い出す…


俺は絶対にサッカー部には入らない

サッカーなんて俺は……





嫌いだ

斗真side end