先生「お母さんは?」

真麻「私が小さい頃に亡くなりました。」


先生「そうですか…」



真麻「先生、私1人でも平気です。



結果はどうでしたか?」



先生は深呼吸をして、覚悟を決めたかのようにこう言った




先生「単刀直入に言います…








太田さんの脳から悪性の腫瘍が見つかりました」



私は直ぐには理解が出来なかった



真麻「……え?」

先生は悲痛そうな顔しかしなかった



真麻「で、、でも手術をしたら治るんですよね?

最近の医術は凄いって言うじゃないですか!」



先生「……腫瘍は大きくかつ神経が集中しているところにあるため手術はほぼ不可能です。」

真麻「じゃあ…それは治りますか?」

先生は途端に顔を歪め私から目を逸らし


先生「残念ながら余命はあと半年だと思ってください」

と静かに告げた


頭を何かで頭を殴られたような衝撃だった


余命……?

私がもうすぐ死ぬ?


なにをいってるの?