近くの総合病院に私は1人で来た


あとから学校に行くため制服姿だった私はジロジロと周りの人から見られ少し窮屈だった


「太田さーん、太田真麻さん、診察室にはいってください」

診察室に入るとそこには優しそうな男の先生がいた

先生に普段の症状を詳しく説明すると


「ちょっと検査してみようか」


と言われた。


直ぐに終わると思っていたが私は何個も大き
な機械に入った


普通の風邪ならこんな検査しないよね…



検査結果を待っている間ふと外を見るとそこからは桜の木が見えた

けれどその木は葉っぱが全くなくあの綺麗なピンク色の木とは想像つかなかった

それを見て私の不安は募っていくばかりだった


気付いたらもうお昼になっていた


病院で1人でいるのはとても心細そかった


「太田真麻さん、診察室へ」



お昼を少しすぎた頃私は再び呼ばれ診察室へ行った



先生「お待たせしました。


すみませんが太田さん、ご家族の方は?」



真麻「父は今仕事です」