イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛

何とかそう思いたい自分がいた。
あのイケメンで破壊力抜群な感じの同級生と、まさかキスをしてしまったなんて思いたくなくて。


(ああ、そうだ違う、奪われたんだ)


まさかどうして…とまた思考が繰り返す。

ぺタぺタとスリッパで歩く私のことをすれ違う人が皆、(あの人大丈夫なの!?)と思いながら行き違ってるとは知りもしないで、ぼぉっと考え込んだまま、ノロノロと歩いて部屋へ帰った___。