「本当に食い意地張ってんな。さっきは何処となく不満そうな顔で食べてたくせに」
「分かってたの!?」
「分かってるさ。あんま嬉しそうじゃないなと思ってた」
それで不味いのかと心配した彼は、明らかに『京屋』で揚げ物食べた時と顔が違う…と分析し、仕様がない顔つきでスプーンを握り直す。
「…葵、明日デートしよう。俺、やっと休みになるから」
この一週間、日中は診察と検査に追われ、間で当直もあって忙しかった…と言う彼は、明後日の当直までは休みになるから…と話し、その時間を私と一緒に有効に使いたいと言ってきた。
「今度はちゃんと美味い物ご馳走する。何がいい?肉?それとも揚げ物?」
「両方!」
間髪入れずに即答するとまた大ウケ。
だけど、ここ三週間、ホントにずっとずっと我慢してて……。
「了解。じゃ行きつけの店予約しとく」
「行きつけ?」
「そう。美味いステーキ食べさせてくれる店知ってるんだ」
「ステーキ!」
なんて魅惑的な言葉。
ホワ〜ンと頭の中で鉄板に乗った分厚いお肉がイメージされ、ジュルル…と唾液が口腔内に溜まりだす。
「分かってたの!?」
「分かってるさ。あんま嬉しそうじゃないなと思ってた」
それで不味いのかと心配した彼は、明らかに『京屋』で揚げ物食べた時と顔が違う…と分析し、仕様がない顔つきでスプーンを握り直す。
「…葵、明日デートしよう。俺、やっと休みになるから」
この一週間、日中は診察と検査に追われ、間で当直もあって忙しかった…と言う彼は、明後日の当直までは休みになるから…と話し、その時間を私と一緒に有効に使いたいと言ってきた。
「今度はちゃんと美味い物ご馳走する。何がいい?肉?それとも揚げ物?」
「両方!」
間髪入れずに即答するとまた大ウケ。
だけど、ここ三週間、ホントにずっとずっと我慢してて……。
「了解。じゃ行きつけの店予約しとく」
「行きつけ?」
「そう。美味いステーキ食べさせてくれる店知ってるんだ」
「ステーキ!」
なんて魅惑的な言葉。
ホワ〜ンと頭の中で鉄板に乗った分厚いお肉がイメージされ、ジュルル…と唾液が口腔内に溜まりだす。

