…それでも、俺が唯一寛げる空間が校内にはあった。其処へ行くといつも必ず葵がいて、真剣な表情で本の世界にのめり込んでた。
…俺、その葵を見つめるのが好きだった。見つめてるだけで十分満足で、何故かホッとしてる自分が居たんだ。
だけど今は、それだけじゃ満足出来ない。こうして君に触れて、その全てを知り尽くしたいと考えてる」
再会した日に目の前で私が瞼を瞑った途端、その衝動に駆られてしまった。
自分でも無意識のうちにキスしてしまい、余りにも突拍子もない行動に、つい『気分転換』なんて言葉を使ってしまったりもした…と告白してくる。
「片思いをしてた相手が目の前に現れて、しかも子供の頃よりも大人びてて綺麗になってて見違えた。そんな葵に煽られたような気もして、つい願望に突き動かされてしまったんだ」
「それって、まるで私が悪いみたいに聞こえる」
「悪いだろ。患者のくせに服捲らないとダメ?なんて色っぽく訊いてきてさ」
「それは当たり前じゃん、全く知らない相手じゃなかったんだから」
恥ずかしいに決まってる、と言うと前髪をクシャリと触り。
…俺、その葵を見つめるのが好きだった。見つめてるだけで十分満足で、何故かホッとしてる自分が居たんだ。
だけど今は、それだけじゃ満足出来ない。こうして君に触れて、その全てを知り尽くしたいと考えてる」
再会した日に目の前で私が瞼を瞑った途端、その衝動に駆られてしまった。
自分でも無意識のうちにキスしてしまい、余りにも突拍子もない行動に、つい『気分転換』なんて言葉を使ってしまったりもした…と告白してくる。
「片思いをしてた相手が目の前に現れて、しかも子供の頃よりも大人びてて綺麗になってて見違えた。そんな葵に煽られたような気もして、つい願望に突き動かされてしまったんだ」
「それって、まるで私が悪いみたいに聞こえる」
「悪いだろ。患者のくせに服捲らないとダメ?なんて色っぽく訊いてきてさ」
「それは当たり前じゃん、全く知らない相手じゃなかったんだから」
恥ずかしいに決まってる、と言うと前髪をクシャリと触り。

