イメージ通りじゃない彼と、ときめくリアル恋愛

真っ白な米粒を見遣りながら、とうとう病人食にまで成り下がったか…と情けなくなり、まあ胃痛で薬飲んだんだから仕方ないかもな…と諦めモードに突入。


「何してんだ。食べるぞ」


あー腹減ったぁ…と言いながらテーブルに着く今泉君の斜め向かいに座り、スプーンを受け取って、頂きます…と手を合わせた。


「どうぞ」


作った本人は私が食べ出すのを待つみたいで、これじゃまるで、自分が毒味係の様な気分にもなるんだが。


(とにかく食べよう)


折角気を遣ってくれたんだから…とスプーンを差し込んで口に運んだ。


(ん?)


入れた途端、チーズの風味がする。
噛むと確かに角切りのチーズの歯ごたえがして、これ何?と目が点になる。



(お…美味しいんだけど)


そう思いながら噛みしめ、同時に皿の中をじっくりと見返した。


(ミックスベジタブルにハム?それとチーズ…)


このクリーミーな味付けは牛乳?それ以外に冷蔵庫の中身は無かった筈……。


「美味い?」


私がジャッジも下さずに黙り込んでたからだろう。
じっとこっちを見てた今泉君は痺れを切らし、窺うように訊いてきた。