コピー機!
全然気がつかなかった…。
「木嶋、本当にありがとう」
「……っ」
良かった。本当に良かった。
心の底から安堵しながらそうお礼を言う。
木嶋が見つけてくれなかったら、ずっと見つけられなかったかもしれない。
「に、西野。今、ありがとうって言った?」
「え?」
何故か少し顔を赤くした木嶋がそう尋ねる。
私がお礼を言った事、そんなに珍しかったかな。まぁ木嶋には強く当たっていたし、驚かれてもしょうがない。
「言ったよ。ありがとう」
「…じゃあ、お礼が欲しい」
「お礼?」.
お礼って…。木嶋ってそういうのねだるタイプに見えなかったから意外だ。
でもスケジュール帳見つけてくれたし、木嶋がお礼が欲しいって言うんなら。
「いいよ。何が欲しいの?」
「いや、欲しいとかじゃなくて…」

